5月19日深夜 日付をまたいだ
20日 0:53 新月を迎えます。
サイデリアル方式のインド占星術では
星座:牡牛座
ナクシャトラ:クリッティカ
の新月です。
月よみ:クリッティカのメッセージ
キーワード1:浄化
クリッティカの支配神は 火を司るアグニ神
火は浄化を表します。
主な宗教儀式で火が焚かれるのにはそういう意味もあります。
火で燃やされたものは 燃える前と後とでそのものの性質が変わります。
火には変換のエネルギーが備わっているのです。
そんなアグニ神が司るクリッティカの新月から
次の新月までの間のキーワードのひとつは浄化。
日本では4月は始まりの季節。
新しい学校、クラス、新しい職場などなど 新しい〇〇体験が多い季節です。
5月になると そうした新しい〇〇体験による疲れが
心にも体にも積みあがりがちです。
そんな不要な堆積物をクリッティカの浄化のエネルギーで 一度リセットしましょう。
活用したいのは火のエネルギー。
もし お住まいの地域やちょっと足を延ばした辺りに 護摩焚きなどを行っている寺院などあれば
ぜひこの機会に訪れてみてください。
炎の浄化を体験することで 心身ともにすっきりとした気分になるはずです。
そういう場所も機会もない。。。という場合には もっと簡単な方法として
キャンドルを焚くというをお勧めします。
できるだけ静かな環境にして 灯した炎に集中します。
燃やしてしまいたい心の中の堆積物 肩や背中にへばりついた疲れを
その炎にくべるようなイメージをもって。
炎はすべてを焼き尽くし 浄化してくれます。
キーワード2:スモールステップで
クリッティカのシンボルには ナイフがあります。
ナイフは切り分けるもの。
そこから 物事をよりよく理解するために小さく切り分けて説明することや
時間の流れを切り分けて段取りすることなどを表すと言われています。
大きな課題を抱えて どこから手を付けていいのか途方にくれていませんか?
大きな課題は 大きなままでは取り組むのは難しいもの
小さく切り分けてみると ひとつひとつの課題が小さくなり 取り組みやすくなります。
スモールステップで 段取りして 小さな課題をひとつひとつこなしていくことで
どんなに大きくてできそうにないと思われた課題も やり通すことができるものです。
大事なのは 焦らず粘り強く取り組むこと。
課題が大きければ大きいほど 途中で投げ出したくなることもあるかもしれませんが、
小さく切り分けた課題をこなすことに集中しましょう。
小さなパーツを積み上げることが大きなことを達成することにつながります。
星よみ:惑星のメッセージ
木星とラーフの接近
この新月から次の満月の間に注意したいのが 木星とラーフの接近です。
ともに牡羊座で 5月下旬にかけて最接近します。
木星とラーフの接近には
師に対する裏切り、不誠実、不道徳、不倫など
ざっくりいうと モラルに反するような現象が起こりがちになる配置とされています。
真実が混乱の煙に包まれるといった表現もされる配置です。
社会的には
信じていたものが幻想であったことが発覚する
などの出来事が起こりやすくなります。
一方で
創造性や革新的な技術の発展が加速させると
解釈される場合もあります。
真実に対する混乱と革新技術
野に放たれたばかりで 未熟なチャットAIを思い起こさせますね。
個人レベルでは、
何かを決定したり判断したりするとき
それが本当に正しいものなのか 正しい情報なのかなどを
確認する必要があるかもしれません。
幸いにも水星の逆行が明けて今は順行中です。
知性を働かせることで 混乱を回避していきましょう
クールダウンの火星
パワフルで行動力の象徴火星は蟹座に入り パワーダウンしています。
火星のナクシャトラはプシュヤです。
火星の蟹座入りは やんちゃ坊主が母親の手のなかに入って
やんちゃが抑えられているといった状態です。
蟹座は月が支配する水の性質の星座。
火が水に投げ込まれたような感じともいえます。
これまで掲げた目標に向かって がむしゃらに進んできたという方は
火星がかに座を抜ける7月までの間は
少しクールダウンする時期になるかもしれません。
プシュヤは滋養を意味するナクシャトラです。
少し停滞したような感じを受けても 焦らずに。
次のへ活力を養う時期だと思って過ごしてみてください。