日常のアーユルヴェーダ

春のデトックスにはお白湯を

昨日は春分の日でしたね。

ちょうど満月も重なっていて、
月が地球に一番近かったのは20日ですが、
それでも十分スーパームーンと呼べるほど、
いつもより大きな満月だったと思います。

アーユルヴェーダでは春はカパ(水・土の要素)が強くなる季節
カパが強くなるということは、
体の中にあるカパの力が過剰に働きやすくなるということ。

カパは、重い・冷える・ゆっくりなどの性質をもっているので、
それらが、体の中で過剰になってしまって、
体のだるさやむくみ、冷え、つまりなどの症状として現れます。

春になって体が重かったりだるかったりするのも、
風邪を引きやすかったり、鼻水がだらだらでたりするのも
カパが過剰になっているから。

カパはつまりも起こすので、
アレルギー症状などにも関係しています。
花粉症もそうですが、入ってきた異物を
上手に外に排出できればいいのですが、
体のつまりのせいで、外にだせないことが
アレルギー症状の原因のひとつでもあります。

単純に冬の間に食べ過ぎて太っちゃったという人も
体のだるさやつまりを何とかしたい人も
春はとにかくデトックスを心がけて。

デトックスのためにするべきことのその1は
お白湯を飲むこと。

できれば、やかんやお鍋を火にかけて
しっかり沸かしたものがよいのですが、
そんなの面倒
コンロがIH
お湯は電気ケトルや電気ポットで沸かしている
という方などはご自身が簡単にできる方法で大丈夫。

目的はお白湯を飲むことなので、
お白湯を作ることで挫折しないようにして欲しいのです。

飲むタイミングですが、
朝昼夜の食事のとき
食事の間
など、一日中いつでもOKです。
少しずつ気付いたときに飲むようにしてみてください。

飲む量はこれだけ飲まなければいけないという基準は特にありません。
飲める量を飲んでもらえればと思います。

お白湯は内臓を温めて体内を活性化します。
春分から秋分までの間は体力が落ちる季節。
体力が落ちるということは、消化力が落ちているということ。

冬は体力もあって消化力もあったので、
たくさん食べても大丈夫でしたが、
春は切り替えが必要。

食事の量や食物の種類や食事法など
いろいろと変えていかなければいけませんが、
まずは、お白湯を飲むことで消化力を上げて、
体内に蓄積している不要物が早く消化できるように
助けて上げましょう。

たかがお白湯と思えるかもしれませんが、
お白湯の力おそるべしですよ。

消化力を整えて春のだるさやつまりを乗り切るために
ぜひお白湯を日々の中に取り入れてみてくださいね。

今日もすてきな一日でありますように。
Have a lovely day!