季節のアーユルヴェーダ

夏にオススメの飲み物 その1

暑い日々が続きますね。でもまだまだ暑さはこれから。
そこで、今日は暑い時期に体を冷ますのに摂るとよい飲み物をご紹介しますね。

暑い季節には冷たいものが欲しくなりますね。
冷蔵庫でよく冷やした飲み物、氷をたくさん入れた飲み物。かき氷、
アイスなど、次々と思い浮かびます。

けれど、
アーユルヴェーダ的には、このどれもお勧めではありません。

それはなぜか。

アーユルヴェーダの理論のなかでも特に大切にしているのが「消化力」。

食べたものがちゃんと消化されてこそ、私たちの体の一部となるのですから、
一番はじめに注意すべきは消化力が正しく働くかどうかなんです。

この時期、一年で一番力が強くなっている太陽の影響で
体力は奪われがちで、体の中では消化力が弱くなっています。

この消化力のことを、アーユルヴェーダでは「消化の火」と表現しています。
このほうがなんとなく親しみがわきませんか?

ただでさえ弱火になっている消化の火です。
ここに冷たいものをとってしまうと、さらに消化の火が小さくなってしまうのです。

でも、火照った体は冷ましたい。

そのためには、物理的に冷たいものではなく、そのものの性質として
体を冷やす性質のものをとることがよいのです。

アーユルヴェーダでよく紹介されるのは、コリアンダー水。

私が通っているスクールでも、他のワークショップなどでも夏の定番として
よく登場します。

作り方は簡単。

<材料>
コリアンダーシード 小さじ2
水 400CC

<作り方>
水にコリアンダーシードをいれて常温で一晩おく。煮ださないでね。
次の日にこれを少しずつ飲む。

お好みでここにフレッシュミントの葉をいれてもよいですよ。すっきり感が増しますね。

コリアンダーには体を冷ます作用と同時に、消化力促進作用があるので、
夏にはぴったりなんです。

暑くてたまらない日には、冷たいものでキーンと冷えたいっていう気持もよくわかりますので、
そうしたものは、たまぁにとか、ここぞというときに摂って頂いて。

普段は、こうした体を冷やしてくれる性質のものを摂ることで
消化の火を乱すことなく、火照った体を癒してあげられるのでオススメです。

最後までお読み頂きありがとうござました。
with sincere gratitude.