日常のアーユルヴェーダ

ディナチャリア:朝の3点マッサージ 耳

朝の3点マッサージ。

足の前に頭をとお伝えしていました。
でも正しくは頭だけでなく、耳にもオイルを塗って頂きたい。
頭・耳・足がそろって3点マッサージです。

 

耳にオイルを塗る

頭にオイルを軽く塗ってほぐした後は、
また少し手の平にオイルをとって耳に塗って
よぉく耳をもみほぐしてください。

耳も言わずと知れたツボの宝庫。
ですので、耳全体をもみほぐしてあげることで
これらのツボも刺激することに。

そして、足の時にお伝えしたように、
小分けのボトルを計量カップに入れたお湯で湯煎できていれば、
ぜひ試して頂きたいのが温かいオイルを綿棒にとって
耳の穴の中まで塗ってあげること。
温かいオイルが耳の中にジュワッと入ってくるのは
本当に気持ちがよいものです。

綿棒がなかったり、オイルが温かくないのであれば、
ご自身の指にオイルをつけて耳の穴に指をいれて
届くところまで塗ってあげるだけで十分です。
また、指で上下左右に耳の穴を少し押し広げてあげると
さらに気持ちいいですよ。

 

冬は特に耳を保護して

インドでは耳は風が入ってくる場所として注意しているようです。
特に冬にはここから冷たい風が入ってくると病気のもとになるということで、
スクールの先生のお話では、インドでは冬には耳に綿を詰めて歩いている人がいるとか。
ほんとかな?って思いますけど、この冬、インドに行くご予定の方は観察してみてください。

耳はアーユルヴェーダのドーシャでいうと風の要素ヴァータの場です。
ここを保護することで、ヴァータが悪化すること、つまりは、
風の要素の働きが強くなりすぎることを防ぐことになります。

風の要素の働きが強くなると、体には乾燥・冷えが起こりますし、
なにより心がバタバタと落ち着かなくなります。

アーユルヴェーダに関係なく、冬はイヤーマッフルをしたり、
帽子を耳までかぶって寒さを防いだりしている人が多いですよね。
理由はというと、耳が冷たくなって痛くなるから、ということだと思いますが、
痛くなるということは、体からのやめて!のサインでもあります。
痛いものを痛いまま放っておくと、体によくない影響が起こってしまいます。
寒さから耳を保護するために行っていることが、
つまりは、健康を維持するための知恵でもあったわけです。

イヤーマッフルや帽子をつける方もつけない方も、
朝、耳にオイルを塗って耳を保護するという習慣を
ぜひこの冬取り入れてみてください。

最後までお読み頂きありがとうございました。
with sincere gratitude.