ナクシャトラ

クリティカ Krittika

クリティカ Krittika
牡羊座26度40分~牡牛座10度00分
天文学上の星:プレアデス星団

テーマ:The Star of Fire(火)

支配神は火の神アグニ。
シンボルはナイフ、刃、あるいは刀。

炎により浄化と変換のエネルギー、
そして、
切り分ける、分割するエネルギーを
備えています。

概要

支配神 アグニ(火の神)
シンボル ナイフ、刀
支配星 太陽
太陽の支配神 シヴァ
人生の目的 Kama カーマ:欲望
種族 Rakshasa:悪魔
性質 Misra:混在(鋭さと柔らかさ)
シャクティ(エネルギー) Dahana shakti:燃やす
ドーシャ Kapha カパ
エレメント Prithvi 地
グナ ラジャス・ラジャス・サットヴァ
体の部位
動物 雌羊・雌山羊
孔雀
一般名:Fig(イチジク)
学 名:Ficusracemosa
方角
Aa, Ee, Oo, Aye

Pada:パダ

1 Pada 牡羊座26度40分~30度00分 射手座 木星
2 Pada 牡牛座00度00分~03度20分 山羊座 土星
3 Pada 牡牛座03度20分~06度40分 水瓶座 土星
4 Pada 牡牛座06度40分~10度00分 魚座 木星

 

クリティカについて

1.神聖な炎

支配神アグニが司る火は神聖な炎です。

不純なものを燃やすことで、純粋なものだけが残ります。
火による浄化です。

また、
アグニの炎は、知性の炎とも言われています。
無知の暗闇を照らす灯りとなる炎です。

アグニの炎は
神聖なもの、純粋なものを生み出すエネルギーです。

護摩焚きなどの火を使った儀式を行うのに
よいナクシャトラとされています。

2.変換する

アグニはアーユルヴェーダでは
消化の火を意味します。

火には変化させるエネルギーがあります。
火にくべる前と後では、ものの性質が変わります。

料理を思い浮かべると分かりやすいと思います。
食材を火を使って調理することで
本来のものとは別の性質のものへと変化し
私たちが食べられるものになります。

また、私たちの体の中にある消化の火は目に見えませんが、
私たちが食事として体内に取り込んだものを
吸収できるものへと変化させる役割があります。

こうしたことから、
クリティカは料理することや
食べること、栄養などにも関係する
ナクシャトラとなっています。

3.切り分ける

クリティカには
切り分けるという意味があります。

また、シンボルにはナイフや刃など
カットするのに使われる道具が挙げられています。

調理でも切ることがひとつの大切なプロセスなので、
ここでも料理との関係性が表れています。

一方で、
どんなものでもカットして細分化することで
理解しやすくなるという分析力を表しています。

物事を細かくすることで理解しやすくなりますし、
時間を細かく分けることで計画しやすくなります。

分析力や計画力も
クリティカのエネルギーのひとつです。