ご機嫌さん。
そうなんだ、ご機嫌さんでいいんだ。
ようやくしっくりくる言葉が見つかりました。
今までも、何気なく使っていたはずの表現ですが、
改めてこの言葉の意味に気付かされたという感じです。
健康になる、健康を取り戻す、と言ってしまうことに
なんとなく抵抗を感じていました。
アーユルヴェーダセラピストとして、
健康な人の健康を護る、
未病の段階で病気を防ぐ
ということが与えられた仕事だと思っています。
けれど、病気にかかっていないことを
「健康」とする定義で考えてみると、
難病・持病を抱えている人、慢性病を抱えている人は
明らかにそこに入らないし、
私のようにがんを経験した人も、再発の可能性がゼロではなくて、
100%健康かと言われると、どうだろう?と思ってしまう。
だから、健康になろう、とか、健康でないと、、、
という表現はあまり使いたくなくて、
今病気を抱えている人も、
今の状態を基準としてベストな状態を目指してもらうとしたら、
どう表現するのがいいのだろう?と考えていました。
QOL(クオリティー・オブ・ライフ)=生活の質をあげる
という表現がおそらくそのことに近いかなぁとは思うのものの
QOLって何?ってなりそうだし、説明すると長くなるし、
何かいい表現ないものかと思っていました。
そこにふと登場したのが「ご機嫌さん」
そうそう、これです。
ご機嫌に暮らせる=その人が心地よく暮らせる
ということだから、どんな状態の人にも当てはまる。
健康は外部に決められた基準があって、
その基準に当てはまるか当てはまらないかで
判断されるもの。
けれど、
ご機嫌は、あくまで自分が基準。
自分がご機嫌だと思えばご機嫌なんですから。
だれがなんと言おうとも、です。
病気を抱えていても、
今日は症状がでなくて、好きなことができて
楽しい一日だったと思えたら
それはご機嫌さんな一日。
そして、自分にあった生活法などを続けることで、
そんなご機嫌さんな日がたくさん続くといいなと思う。
病気ではないけれど、
疲れが取れない、体がだるいなんてことを感じているのであれば、
それはご機嫌さんではない状態。
普段の生活習慣や食生活を見直して、
ご機嫌さんになれるような工夫をすればいいと思う。
みんなのご機嫌さんの基準は違って当然だし、
それぞれが自分に合った方法で、
自分にとってのご機嫌さんな状態を目指せばいい。
あなたにとって、どんな状態がご機嫌さんですか?
今日もご機嫌さんでいきましょう!
Be Happy