雑記

痛みを知ったあなたに【”日常”を大切にするシンプルな習慣】

“日常”を大切にするシンプルな習慣を
痛みを経験した人にこそ知ってほしい。
そんな風に思っています。

私は乳がんを経験しています。
そのことから学んだ、
健康のこと、精神的なことは本当に大きいものでした。

今やがんは慢性病などと表現されることもあるくらい
多くの人がかかる病になりました。
さまざまな治療法も開発されていて、
昔ほどには不治の病という印象はないかもしれません。

それでも、かからないことに越したことはなく、
一度かかると、治療が終わった後も
再発の可能性を抱えてしまいます。

治療によって受けた体の傷と
がんになったという事実による心の傷。
この2つを消し去ることは残念ながらできません。

私も胸に傷跡が残っていますし、
乳がん手術につきものの腋の下の傷は
6年たった今でも皮膚の引きつりを感じます。

そして、再発の不安。

私は、自身が乳がんだと診断された前年に
父を肺がんでなくしています。
親戚を見回してもがんになった人が多くて
明らかにがん家系。

私の乳がんはごく初期でしたが、
それでも再発への心配はありました。

がんになって受けたダメージはとても大きいものでしたが、
それでも、がんになったからこそ、
”自分に与えられた時間をもっと大切にしたい”と
心から思えるようになったのです。

いつかはやりたいと思いながら後回しにしていた事。
まぁ今すぐじゃなくてもいいかなと見ないふりをしていた事。
そうした色々な事をもう後回しにしないでおこうと思ったのです。

そして新しく一歩を踏み出すためには
バランスを崩してしまった体を整える必要があると感じていました。

がんになる前の健康状態が100%だったとするなら、
がん後は多分80%が上限。
これを100%に戻すことはできないです。
でも、今が80%とするならば、その80%を保つ努力はしておきたい。

そして、その80%の健康を支えてくれているのが、
アーユルヴェーダの日常ケアなどを取り入れた
”日常”を大切にするシンプルな習慣。

病気を経験して、体にも心にも傷を抱えている人にこそ
ぜひ知って、取り入れて頂きたいことがたくさんあります。

痛みを知っているからこそ、
次に踏み出す一歩は、
それまでよりもっと力強いものになると思いますし、
なってほしいと思うのです。

最後までお読み頂きありがとうございました。
with gratitude