ディナチャリアはアーユルヴェーダでは日々の日課のこと。
日々繰り返すことで、常に自分をフラットな状態に保てるように行うものです。
フラットな状態とは、増えすぎたものは削り、足りなくなったものは補充するということ。
そうして、自分自身の体や心の状態を可能な限りベストな状態にしておくことです。
そんなディナチャリアは、道具なしでできることも多いのですが、道具があったほうがよいディナチャリアもあります。
ここでは、そうした、あると便利な道具をご紹介します。
まずは、タングスクレーパー。
朝起きてすぐに勧められるのは、お口の掃除。軽く歯磨きしたら、舌を掃除するのをお忘れなく。
夜の間にたまった汚れを取り除くことで、味覚を感知する舌の状態を整えます。
この舌の掃除に使用するのがタングスクレーパー。
タングスクレーパーは欧米にもありますが、アーユルヴェーダのものは形や素材が特殊です。
形
欧米で普通よく使われていて、日本のドラッグストアでも見かけるものは、歯ブラシのような形のものです。
アーユルヴェーダで使用するタングスクレーパーはこちらの形のもの。
カーブになった部分を舌にあてて使います。
使い方
こちらの絵を参考に。
素材
使用される金属は古典に記載があります。金、銀、銅、の順番に良いとされています。
金属として値段の高い順に並んでいるように思われるかもしれませんが、アーユルヴェーダを学ぶと、金属にも意味があることが分かります
純金製はお値段的にも、、、ですし、加工も難しいようです。私はまだ実物にはお目にかかったことがありません。
そこで、金の次によいとされている銀製のものが一番のお勧めになります。
商品
銀製
銀製でおススメの商品はこちら。
日本アーユルヴェーダスクール監修の製品で、一本、一本、職人さんの手作りになります。
私もこちらの商品を使っています。舌へのあたりがとても優しいにも関わらず、汚れはとてもきれいに落ちます。
銅製
銀製の次に勧められているのが銅製です。
銀製よりも確かにお手頃になりますので、舌掃除が続けられるかどうかわからないからとりあえず、とお考えの方は、こちらから始められても良いかもしれません。
銅製タングスクレーパー(舌みがき):舌にあたる部分の幅が広いタイプ(日本製)
銅製タングスクレーパー(舌みがき):舌にあたる部分の幅が狭いタイプ(インド製)
ステンレス
さらに安価なもので、手軽なものとなるとステンレス製になります。
ステンレスは、もちろんアーユルヴェーダの古典書にはない金属ですが、手軽で丈夫ですので、こちらからはじめられてもよいでしょう。
こちらの商品は2つ入りですが、プラスチックのケースもついていて持ち運びにも便利です。
こちらはひとつ入りでケースがステンレスです。ステンレスケースは音が気になる方がいらっしゃるかもしれません。
ディナチャリアは、習慣化することでその効力を発揮します。
舌の掃除は、取り入れやすく、長続きしやすいディナチャリアの筆頭です。
タングスクレーパーの素材は、古典の順番通りだと、銀がお勧めで、私も舌あたりの柔らかさから銀をお勧めしますが、まずはあまりこだわらずに安価なものからはじめてみられてもよいと思います。
アーユルヴェーダの学びを深め、金属にもそれぞれ意味があることがわかると、銀製のものが欲しくなるときがくると思いますので、そのときでもよいのかもしれません。