日常のアーユルヴェーダ

日常の中のアーユルヴェーダ

アーユルヴェーダに仕事として携わっていく決めて以来、
どんな選択肢・可能性があるのだろうと模索してきました。

インドでは医学として確固とした地位のあるアーユルヴェーダも
日本では医療としては認められていません。
そのため、インドの病院で行われているような施術を
日本で行うことは難しいのです。

アーユルヴェーダを4年半学んだ中で、
アーユルヴェーダは
誰かに施術してもらうだけでなく、
日常の中に取り入れて活用することが
とても大切だと感じました。

みなさんがテレビなどでみたことのある、
全身オイルトリートメント=アビヤンガや
額にオイルを垂らすシローダーラーなどの
アーユルヴェーダのトリートメントは
すばらしいもので、もちろんサロンで行っていきます。

けれど、膨大な古典のなかでこと細かに書かれているのが、
日々をいかに過ごし、どのような食事をどのように摂るのか
など、生活の中のアーユルヴェーダです。

アーユルヴェーダを日々の生活に取り入れる場合には、
次のような項目からアプローチできます。

ディナチャリア
一日の過ごし方・日課
これだけで本が一冊かけるくらい
朝起きてから就寝まで一日の正しい過ごし方が
細かく書かれています。
ex. 舌ごけ:舌に付着した白い汚れを落とすなど

食事法
食べたものを体内に取り込み、
栄養素として確実に吸収するための食事法です。
どのような内容の食事をとるとよいのか
どのように食べるとよいのかなどが
詳しく古典に書かれています。

リトゥチャルヤ
季節の過ごしかた。
それぞれの季節のもつ性質に合わせて暮らすことの
大切さを気づかせてくれます。

こうした内容をテーマの中心にして
アーユルヴェーダをお伝えしていくことで、
アーユルヴェーダが日本人にも身近なものになり、
心や体の不調を抱える人の役にたてるといいなと思うのです。

最後までお読みいただきありがとうございました。
with sincere gratitude